【論文】A03班 小林 範久教授らの論文がScientific reportsに掲載されました

Updated: 2020年12月24日

Chiroptical property enhancement of chiral Eu(III) complex upon association with DNA‑CTMA

Minami, N. Itamoto, W. Watanabe, Z. Li, K. Nakamura, N. Kobayashi

Scientific reports, 2020, 10, 18917

DOI: https://doi.org/10.1038/s41598-020-75808-w

 

キラルなEu(III)錯体を同じくキラルな生体高分子であるDNAの膜中に取り込むことによって，PMMA（アクリル樹脂）膜中よりも発光が増強し，円偏光発光が誘起されることが明らかとなった。また，その発光円偏光度（glum値）は-0.6（右円偏光強度が左円偏光強度の2倍程度）という非常に高い値を示した。