【論文】A03 石川立太助教の論文がCrystEngCommn掲載され、Back Cover採択されました。


Supramolecular Self-assembled Coordination Architecture Composed of a Doubly Bis(2-pyridyl)pyrazolate Bridged Dinuclear CuII Complex and 7,7′,8,8′,-Tetracyano-p-quinodimethanide Radicals

R. Ishikawa, S. Ueno, H. Iguchi, B. K. Breedlove, M. Yamashita and S. Kawata

CrystEngCommn, 2020, 22, 159-163

DOI: 10.1039/C9CE01580A

 

磁性を担うビス(ピリジン)ピラゾラト架橋CuII二核錯体 ([Cu2(bpypz)2]2+) と電導性を示し得るテトラシアノキノジメタニドラジカル (TCNQ•–) からなる磁性と導電性を併せ持つ複合物性型分子モジュールの合成に成功しました。[Cu2(bpypz)2]2+とTCNQ•–間は、電子的に強く相互作用していることが明らかとなり、今後この複合物性型分子モジュールを基にした新規ソフトクリスタル磁性伝導体の構築により、巨大磁気抵抗効果などの興味深い物性の発現が期待されます。