Europium amphiphilic naphthalene based complex for the enhancement of linearly polarized luminescence in Langmuir-Blodgett films
K. Yoshihara, M. Yamanaka, S. Kanno, S. Mizushima, J. Tsuchiyagaito, K. Kondo, T. Kondo, D. Iwasawa, H. Komiya, A. Saso, S. Kawaguchi, K. Goto, S. Ogata, H. Takahashi, A. Ishii and M. Hasegawa
New Journal of Chemistry, 2019, 43, 6472-6479
DOI: 10.1039/c8nj03976c
ラングミュア―ブロジェット膜形成により直線偏光発光を増強させる両親媒性ナフトエ酸ユウロピウム錯体
A03班長谷川美貴グループ（青山学院大学）と山中正道グループ（静岡大学）は、ナフトエ酸に長鎖アルキル基を導入し、水面で柔らかい2次元結晶を作成し、希土類とともに累積すると5分子層でも強発光を示し、かつ直線偏光発光を促す系を新たに構築した。この系は、希土類イオンの単層膜が50Åの間隔で両親媒性有機配位子で積み重ねた構造で、ナフトエ酸のπ電子系は基板に対して30°程度傾いている。直線偏光発光性は、水面での2次元結晶を作製する先に与える表面圧に依存し、膜の層構造の精度に影響することを示すことができた。なお、本論文はNew Journal of Chemistryに掲載され表紙に選ばれた。青山学院大学、静岡大学、桐蔭横浜大学、SPring-8、九州大学、システムインスツルメンツと共同でプレスリリースを行い13社から新聞報道等で取り上げられた。
【報道】
2019年2月8日
読売新聞オンライン、静岡新聞（朝刊）、河北新報、AFP通信、その他
