【論文】A01 加藤 昌子教授の論文がDalton Trans掲載されBack Cover採択されました


Luminescent ionic liquids based on cyclometalated platinum(II) complexes exhibiting thermochromic behaviour in different colour regions

Tomohiro Ogawa, W. M. C. Sameera, Masaki Yoshida, Atsushi Kobayashia and Masako Kato

Dalton Trans., 2018, 47, 5589-5594

DOI: 10.1039/C8DT00651B

 

多彩な色でサーモクロミック発光を示す白金(Ⅱ)錯体イオン液体

集積状態に応じて発光を変えるアニオン性のシクロメタレート型白金(II)錯体群を用いて、発光性のイオン液体を合成しました。これらはシクロメタレート型配位子の種類によって異なる波長領域で発光を示すとともに、いずれも単核と集積状態との間のエネルギー移動に由来すると考えられるサーモクロミズムを示しました。その結果、液体状態の化合物を用いて青色からオレンジ色までの多彩な発光色を発現することができました。