公募班(2020-2021)
潜在的液晶性を活かした塗布型薄膜ソフトクリスタル電子デバイスの開発
研究協力者: 吉田浩之(大阪大学大学院工学研究科、助教)
研究概要
液体と結晶の双方の性質を兼ね備える液晶は、配列秩序を有する一方、高い外場応答性を示すことから、既に光学デバイス、特にディスプレイ応用で成功を収めている。しかし、液晶の分子配列秩序は、ナノオーダースケールであり光学デバイスとしては十分であるが、オングストロームオーダーの秩序が求められる電子光デバイス応用を考えた場合、その分子配列秩序では不十分である(課題)。そこで、液晶と結晶のさらに中間的な状態である「ソフトクリスタル」の概念を導入し、液晶の柔軟さと運動性を担保したまま「結晶化」することにより、オングストロームオーダーの精緻な配向・配列秩序と、自己組織化によるメートルオーダーの分子配列秩序とを両立した「ソフトクリスタル」の実現を目的とする。同時に、液晶とソフトクリスタルの融合により、両者の優れた特徴のシナジー効果に基づく新規光デバイス、電子デバイスの創成も目指す。
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公募班(2018-2019)
液晶の深化によるソフトクリスタルの創製と機能開拓
研究協力者: 吉田浩之(大阪大学大学院工学研究科、講師)
研究概要
液体と結晶の双方の性質を兼ね備える液晶は、配列秩序を有する一方、高い外場応答性を示すことから、既に光学デバイス、特にディスプレイ応用で成功を収めている。しかし、液晶の分子配列秩序は、ナノオーダースケールであり光学デバイスとしては十分であるが、オングストロームオーダーの秩序が求められる電子光デバイス応用を考えた場合、その分子配列秩序では不十分である(課題)。そこで、液晶と結晶のさらに中間的な状態である「ソフトクリスタル」の概念を導入し、液晶の柔軟さと運動性を担保したまま「結晶化」することにより、オングストロームオーダーの精緻な配向・配列秩序と、自己組織化によるメートルオーダーの分子配列秩序とを両立した「ソフトクリスタル」の実現を目的とする。同時に、液晶とソフトクリスタルの融合により、両者の優れた特徴のシナジー効果に基づく新規光デバイス、電子デバイスの創成も目指す。
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