公募班(2020-2021)
テーブルトップ型超高速電子線を用いたソフトクリスタルの構造ダイナミクスの動画撮影
研究概要
超高速時間分解電子線回折法は、テーブルトップ型のシステムでフェムト秒(1フェムト秒は1000兆分の1秒)からピコ秒(1ピコ秒は1兆分の1秒)という極めて早い時間スケールで生じる分子の動的な構造変化を直接的に観測する(分子動画を撮影する)ことが可能な測定手法である。本研究代表者は、日本でさきがけて超高速時間分解電子線回折装置の開発を行っており、本装置を駆使して刺激応答性の結晶・液晶(ソフトクリスタル)の分子動画の撮影を行う、すなわちその分子の立体構造を理解し、刺激により誘起する構造変化ダイナミクスの詳細を解明することを目指す。次世代の外部刺激応答性を有する分子組織体の創出のためには、刺激応答中の過渡的な分子構造を理解することが一つの重要課題であると考えられており、特に我々は他の手法では観測が困難であるあいまいな分子構造体の構造ダイナミクス計測に注力する。これらの結果は、次世代の刺激応答性を有する分子組織体の創出に貢献する。


公募班(2018-2019)
テーブルトップ型超高速電子線を用いたソフトクリスタルの光誘起現象の動画撮影
研究概要
超高速時間分解電子線回折法は、テーブルトップ型のシステムでフェムト秒(1フェムト秒は1000兆分の1秒)からピコ秒(1ピコ秒は1兆分の1秒)という極めて早い時間スケールで生じる分子の動的な構造変化を直接的に観測する(分子動画を撮影する)ことが可能な測定手法である。本研究代表者は、日本でさきがけて超高速時間分解電子線回折装置の開発を行っており、本装置を駆使して光応答性の結晶・液晶(ソフトクリスタル)の分子動画の撮影を行う、すなわちその分子の立体構造を理解し、光誘起構造変化ダイナミクスの詳細を解明することを目指す。特に他の手法では観測が困難であるあいまいな分子構造体の構造ダイナミクス計測に注力する。これらの結果は、次世代の光応答性を有する分子組織体の創出に貢献する。
