【論文】【共同研究】A02 伊藤 准教授がA03 立川 貴士准教授らと共同研究した成果である論文がJournal of Materials Chemistry C掲載されInside Back Cover採択されました


Efficient and Versatile Mechanochromic Luminescence of Phenanthroimidazolylbenzothiadiazoles: Tricolor Switching and Directional Control over the Chromism

S. Nagai, M. Yamashita, T. Tachikawa, T. Ubukata, M. Asami and S. Ito

Journal of Materials Chemistry C, 2019, 7(17), 4988-4998

DOI: 10.1039/C9TC00157C

 

機械的刺激に応答して固体発光色が変化するメカノクロミック(MCL)発光性色素の多くは、機械的刺激に応じて長波長シフトする二色間のMCLを示します。今回、フェナントロイミダゾリルベンゾチアジアゾール誘導体が多彩なMCL特性を示すことを見出しました。これらの誘導体は、置換基を変更するのみで、長波長と短波長のどちらにもシフトする二色間のMCLを示すだけでなく、三色間のMCLも示しました。また、一粒子レベルでの蛍光顕微鏡観察によって、三色間のMCLを示す三状態を区別して観測することに成功しました。